コード変換のやり方(USB Geckoがない場合)
コード変換の仕方にはいくつかの方法があります。
ここでは、USB Geckoを使わない場合の変換方法を載せときます。
・kenta式
私がやっていた方法なので、「kenta式」と呼ばれています...。
変換されてきたコードの情報から、コードを変換していく方法です。
では、私がやっていたやり方を紹介します。
用意するもの
・電卓
・テキストファイル(とか記録できるもの)
1.コードをどう変換すればいいのか知るために情報を集める。
まず、サイトをまわってゲームの他のコードで
NTSC-JP用のコードと
NTSC-USA用(または、PAL-EU用)のコードを集めます。
例えば、スマブラXの 0人で乱闘できる / Can start match with zero playersというコードについて RSBJ版 0468CF80 2C060000 RSBE版 0468D420 2C060000
このコードからどのように変換されているのかを調べます。
この場合、8068D420->8068CF80と-4A0されています。
このような情報をできるだけ集め、記録していきます。
私の場合、下のようにまとめていました。
2.その情報を元にコードを変換していく。
例えば、下のコードを変換したいとしましょう。
All Players Can Be On The Same Team [Spunit262] 0468D534 38600000
この時、1で集めた情報によれば-4A0で変換できそうです。
変換してみた後、実際に動作するかどうか確認します。
動作すれば変換完了です。
この方法は、コードのずれがある程度一定している場合には利用できます。
(スマブラXなど...)
また、ある程度情報があれば、べろ式よりも早く変換可能です。
コードのずれが頻繁に変化するゲームではこの方法の利用は難しそうです
(マリオカートWii、トワプリなど...)
・べろ式
メモリの記録を利用して、コードを変換していく方法です。
用意するもの
・バイナリエディタ
1.メモリの記録をネット上から探してきます。
ネット上にあるゲームのメモリダンプのファイルをダウンロードしてきます。
ダンプファイルはdumpXXX.binという形式で、 XXXはダンプ領域を表します。
XXX=180 -> 80000000 〜 81FFFFFF
XXX=190 -> 90000000 〜
2.ダンプファイルを元にコードを変換する
保存したダンプファイルをバイナリエディタで開きます。
ここで、上と同様にAll Players Can Be On The Same Teamというコードを
変換するとします。
まず、変換するコードのバージョンのダンプファイルで、同じメモリのところに移動します。
この場合はNTSC-USA版の8068D534(バイナリでは68D534)に移動します。
次に、変換後のバージョン(NTSC-JP)のダンプファイルで、
同じデータの内容を探します。
このコードの場合、探した結果、8068D094(バイナリでは68D094)が
同じデータであることが分かります。
この方法は、メモリのダンプ情報から変換を行うので、正確な変換を行うことが可能です。